長大な淫具をぬらは嬉々として自らの菊門へと導いていく。先端は細くところどころに配置されたイボが直腸内を刺激していく。柔らかな淫具の刺激はまるで長い舌を入れられているようで、ゾクゾクと愉悦が背筋を駆け抜ける。
トン、と淫具が突き当たる。下ヒューストン弁と呼ばれる直腸内部の門だ。細い先端がそこに当たるとなんとも言えない、ゾワゾワするような感覚に襲われる。快感と呼べるほど明確なものではなく、なにかクセになる感覚とでも言おうか。
とんっとんっとノックをするようにその突き当たりに先端を当てていく。
やがて何かを探り当てたかのように、ピタリと先端が隙間にハマるような感覚が訪れる。実際には愉悦に耐えかねた下ヒューストン弁が自ら門扉を開いたのだ。隙間は徐々に太くなっていく淫具の先端を受け入れるためにゆっくりと拡がっていく。
今まで行き止まりだったはずのさらにその奥へ淫具が潜り込んでいく感覚にゾワゾワが拡がっていく。入ってはいけない場所へ、内緒で侵入していく感覚。背徳感とスリルの入り混じったなんとも言えない感覚に声が漏れる。
下ヒューストン弁を抜けると、そこが行き止まりだったのが嘘のようにスルスルと奥へと淫具が侵入していく。長い長い舌が直腸の奥まで舐め回してくるような異様な感覚。
とん・・・・
再び先端が突き当たる。まだ淫具は半分ほどしか収まっていない。そこから先はじゃばらになった刺激が強い形状になっている。下ヒューストン弁のときと同じように、細かくトントンとノックをする。中ヒューストン弁と呼ばれる第2の門。
下ヒューストン弁のときよりもはっきりと隙間に滑り込む感覚がたまらない。脇道へすぅっと曲がって入っていくような不思議な感覚。中ヒューストン弁を通るときはいつも、そんなところに入って逝って大丈夫なのだろうかという感覚に陥る。
それがまたたまらなかった。門が開いてしまったあとは簡単に通過してしまうその場所だが、初めて通り抜けるときはいつもゾクリと強い背徳感に襲われる。なんというのか、裏側へするりと潜り込む不思議な感覚。
閉じていた門が開いて初めて通り抜けるときはいつも感じるその感覚が好きだった。
先端が奥に進むに従って、太くなっていく淫具が中ヒューストン弁を刺激していくのだ。気づけば菊門はだらしなく緩み、中ヒューストン弁の感覚が菊門のように感じ始める。ズリズリと刺激されているその場所がどこなのかわからなくなってしまうほど中ヒューストン弁の感覚が強くなるのだ。
だが、じゃばらになった部分が入口付近をも刺激すると、それらの感覚がミックスされゾワゾワと身体中を這い回る愉悦の虜になってしまう。さらに奥へ進む前に、何度も大きく抽送して快感を引き出していく。
にちゃり、ぬちゃりと淫猥な音を立てながら快楽を貪るぬら。自然と更に奥への刺激を求め始める。
根元付近のこぶを菊門に押し入れていく。そのこぶと上ヒューストン弁の門の感覚が頭の中で混じり合う。
2つの門を同時にノックする感覚が心地いい。最後の奥門は先のふたつと違い、突然くりゅんっと突き抜けるような不思議な感触をもたらす。先端部分でぴしっと弾かれるようななんとも言えない感覚。
菊門から随分と奥へ入ったその場所を弾かれる異様な感覚。それすら気持ちいいと感じてしまうのだ。奥へ奥へと進むに従って感覚も奥の方へ集中していく。
だがそこから先は菊門入り口の大きなこぶを呑み込む必要がある。こぶにはさらに最も太くなった部分にイボが配置されていて、菊門を通り抜ける感覚をさらに強く意識させるのだ。
つぅっと上ヒューストン弁が拡がっていく感覚とゴリゴリと強くこすられる菊門の感覚。
「はぁぁぁ・・・・ぅ・・・・」
声を漏らしながら内臓を刺激されるような愉悦に満たされる。
すべてを呑み込んでしまうと、ただそれだけでジーンと身体中が痺れるような愉悦に包まれる。びっしりと異物に侵入を許してしまったぬらの肛門がぎゅうぎゅうとその刺激に耐えかねたかのように淫具を締め付ける。
便意にも似た、出してしまいたいという感覚と広がり切った直腸内の感覚が入り混じり蕩けるような愉悦が湧き起こる。
ゾクゾクと這い回る快感をしっかり味わったあと、今度はゆっくりと引き抜いていく。
できるだけ菊門を強く締め付け、淫具の形を感じ取りながら引き抜いていく。
ゆっくりと、名残惜しむように、一気に抜けてしまわないように。
だが、中ヒューストン弁から抜ける辺りから先は一気にずるんと抜け落ちてしまう。
抜けてもまだ直腸の異様な感覚は残ったままになる。それどころかもう一度入れて欲しいと催促しているようにジンジンと熱を帯びて刺激を求めてしまう。
腸壁の求めに応じるように再び淫具を菊門に潜り込ませていくぬら。閉じられていた門扉はまだ拡がったままで、ズリズリと簡単にこぶの手前まで到達する。
このこぶの手前辺りがぬらの大好きなポイントだ。こぶを菊門に押し込むようにぐいっと押すと奥にツンと軽い痛みのような愉悦が走る。その感覚がたまらない。上ヒューストン弁を刺激しながら、菊門に刺激が欲しくなるとそのまま一気にこぶまで呑み込みブルブルと身体を震わせる。
高ぶっていく肛門の快感。抽送を繰り返す程に直腸全体が熱を持ち愉悦にビクビクと震えが大きくなる。
「あぁぁ気持ちいい・・・・逝きそう・・・・逝きそう・・・・」
あえて声に出すことで快感がさらに増幅される。頭の中でお尻で逝くんだとしっかりと認識させる。自然にぎゅぅぅっと強く菊門が締まり、ズリズリと激しく動く淫具の刺激を感じ取る。
絶頂を迎える前のあの駆け上がっていく感覚。ふわっと無重力状態になるようなあの絶頂の感覚を強く意識する。
絶頂のイメージと身体の反応が近づいてくる。バチバチと火花が散るような快感に胴震いが止まらない。
「いっ・・・逝くっ・・・・逝くぅぅ・・・・・」
強い絶頂に身体が硬直する。ガクンと力が抜けると、そのままズルリと淫具を引き抜く。
あの抜ける感覚もさらに追い打ちをかけるようでたまらなく好きなのだ。
床に倒れ込むように身体を預け、ハァハァと呼吸を乱しながら余韻に耽るぬら。
激しい抽送を物語るように緩んだ菊門からは溶けたワセリンがとろりと溢れ出した。
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瀬田が日奈子の肛門調教の総仕上げに使用した淫具。ぬらの一番のお気に入りの淫具でもあります。
先端から中程まではつるりとした形状に、小さなイボが縦並びにいくつも付いています。
菊門を通り抜けるときにはそこまで強い刺激はないイボですが、絶妙なイボ加減がヒューストン弁を通る刺激を強めてくれているように感じます。
また、中程から根本のこぶへ向かうじゃばらもいい仕事をしてくれます。ヒューストン弁ばかりに意識が向かわないように、色々な場所を刺激する意図で作られているのでしょうか。
抽送すると淫具の入っている部分すべてが熱く蕩けるような感覚をもたらします。
そして最後のこぶですが、これはぐるりと配置されたイボがかなり強く意識されます。
『全部呑み込んでしまう』という意識を強く感じることでより快感が強くなるような、刺激的なイボ。
今後の小説の中でもおそらく何度も登場する(登場させてしまう)気がするお気に入りの淫具です。
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テーマ:エロ体験談・告白・官能小説 - ジャンル:アダルト
- 2023/10/18 23:27|
- 淫具
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